僕らの未来  〜私たちの子供や孫たちが誇れる未来へ〜

2017年10月11日

私の選挙運動

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各候補者たちの選挙事務所には連日たくさんの人が出入りし、選挙カーでは支援の呼びかけをして走り回っています。よく見る選挙期間中の選挙運動ですが、私の場合は選挙事務所も選挙カーもありません。理由はお金をかけない選挙を目指しているからです。

選挙にはたくさんのお金がかかります。選挙ポスター、選挙カー、運転手の人件費やガソリン代、選挙運動労務者への人件費、看板、機材など、市議会議員選挙にかかる費用は一候補者当たり300万円以上とも言われています。この内、選挙ポスターや運転手の人件費などの一部は公費(税金)でまかなわれ、立候補者の負担とならないものもあります。しかし、それは私たちが支払った税金です。実費であれ公費であれ、選挙にこれほどお金をかけなければいけないのでしょうか。

立候補する前からお金をかけずに選挙に臨みたいと考えていました。そのために、一番お金のかかる人件費をなくしました。選挙事務所も設けず、ポスター作成から事務手続きまで、全て極少数の家族や友人と自分で行いました。大変だったのは、人手が必要なポスター貼りです。市内323か所にある掲示板を一つ一つ回り、4日間かけて貼り終えました。これは予想以上に大変で、毎日足を棒にして駆け回りました。そんな中で出会った方たちとお話をして励ましの声をもらった時は、これで良かったんだと改めて感じました。お金をかけて宣伝することでは得られないものと得た気がしました。

選挙カーなどを使わないもう一つの理由は、自分が嫌だと思うことは自分で行わないというポリシーからです。昔から選挙の度に選挙カーが近所を何度も通り、大きな声で走り回るのを好きにはなれませんでした。自分が選挙に立候補したとしても、こんなことはしたくないと思っていました。人の嫌がることをしないのは人としての最低限のマナーであり、その思いがない人が議員になって市民のために何ができるのだろうと今でも思っています。

現在では、インターネットによる選挙活動もできるようになり、お金もかけず工夫次第で自分の想いをアピールすることは可能です。市政を担うリーダーとして、そういったアイデアを用いて古いものを改善できる人こそが議員としてのふさわしさを兼ね備えた人なのだと思います。少しでもこういった考えが議員の間に広がってくれることを願っています。

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