2018年10月23日
労働力不足と消費者意識の改革
昨今、頻繁に言われるようになってきた労働力不足。人口減少や景気回復などの理由から労働力が足りない状態が続いています。2030年には600万~1000万人もの人材が不足するとのデータもあります。今後、増々深刻化していく労働力不足に向けて、雇用年齢の引き上げや外国人労働者の受け入れ拡大など様々な取り組みがされていますが、それでもまだまだ足りない状況です。
この人材不足の影響は地方ほど深刻です。私の周りでも若者の流出や賃金の問題で労働者確保に必死なっている企業が多くあります。最近では、シルバー人材センターでさえも人材不足との理由で仕事の依頼を断っているほどです。
働き方も変わってきていて、最近では大手外食チェーンでは24時間営業をやめるところが出始め、某運送会社では荷物の再配達にかかるコストを減らすために不在でも荷物を置いてくる「置き配」サービスが導入される予定です。
こうした企業での働き方の変化がある一方で、私たち消費者の意識の変化は遅れているように思われます。客はもてなされて当然、クレームは言ったもの勝ち、ほかの店でしているサービスはどこの店でもするのが当たり前。このような過剰なサービス、理不尽なサービスが続くようでは悪環境から逃れようとする離職者が止まらず労働力は不足します。お客様は神様という本質を逸脱した意識を改革し、必要としている所に人の手が回るように消費者の理解と協力が必要になってくるのではないでしょうか。
時代は労働者側の労働環境改善の時代に入りつつあります。働きやすい環境が増えることで子育てしながら仕事をしようと思う人が増えるかもしれませんし、仕事に余裕ができて子供をもう一人持ちたいと思えば将来の労働力に繋がってきます。こうした環境作りをしていくことがこの労働力不足解決の糸口になってくるのではないかと思います。
時代は労働者側の労働環境改善の時代に入りつつあります。働きやすい環境が増えることで子育てしながら仕事をしようと思う人が増えるかもしれませんし、仕事に余裕ができて子供をもう一人持ちたいと思えば将来の労働力に繋がってきます。こうした環境作りをしていくことがこの労働力不足解決の糸口になってくるのではないかと思います。
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